外壁のカビ発生と除去方法

カビの発生の原因は、付着したカビ菌が水分などを養分として繁殖することです。このため、滅菌をしないで上から塗装しても、すぐに再発生します。


■なぜ建物にカビが生えるのか?
建物には、雨水に溶け込んでいる成分やホコリの成分を栄養源に、様々な生物が繁殖します。特にカビは、微量の栄養で繁殖でき、かつ乾燥に強い種類があります。栄養分に乏しく、晴れの日には乾いてしまう建物の表面でもしっかり生き延び、繁殖し、次第に目立つようになります。光が当たる場所であれば、藻やコケなども生えます。
■カビと藻の違いは?
カビの繁殖には、何がしかの栄養分が必要です。一方、光合成ができる藻は、光が当たり水分があれば、たとえ栄養源が乏しい場所でも繁殖します。藻の仲間には緑色ではなく黒っぽいものもあり、カビと思われていても藻(ランソウ類)であるケースも多いようです。慣れていないと肉眼での区別は難しいかも知れません。
■カビや藻を取り除かないと、建物はどうなるのか?
カビや藻は、表面で繁殖するだけで、根を建物内部まで伸ばすわけではありません。建物の構造体に対しては特に悪影響を与えません。しかし、見た目の悪さや不潔感は日に日に高まります。
■カビや藻の除去方法
こすりとるのが最も安全な方法ですが、かなりの労力を必要とします。また、目に見えない小さな隙間に入り込んでいる場合は、こすっただけで全部を取り除くことはできません。
カビや藻を殺す薬剤を用いれば、繁殖を止めることはできます。しかし、多くの色素のあるカビや藻の場合、死んでも跡が残ります。漂白作用のある薬剤を使えばカビ跡も残りにくいですが、逆に壁自体を痛めてしまう危険性があるので注意が必要です。
下地調整と塗装の順序
下地調整後、防カビ効果の高い塗料での塗装をお勧めします。
1.漂白、1次殺菌 ⇒次亜塩素酸ソーダ水溶液で処理する。
2.洗浄 ⇒次亜塩素酸ソーダが残らないよう十分水洗浄する。
3.殺菌処理 ⇒ニッペ防藻・防カビ処理液を塗布する。
4.塗装 ⇒防カビ(藻)効果の高い塗料を塗装する。